21世紀の課題となっている医療として、がん治療、再生医療、生活習慣病などがあります。これらの標的となる細胞の膜表面に存在するたんぱく質や細胞から分泌されるたんぱく質の遺伝子を系統的に調べる技術です。

当社は遺伝子情報の中から、膜蛋白質および分泌蛋白質に共通して存在する「シグナルシークエンス」をターゲットとする遺伝子同定を特徴とする特許技術「シグナルシークエンストラップ法」の実施許諾を受けており、これを基幹技術とした研究開発を実施しております。

21世紀に期待される新しい医薬品として抗体医薬があります。私たちはがん治療および診断、再生医療や生活習慣病治療に応用するモノクローナル抗体を研究開発しております。

難治性疾患であるガン、心臓病、動脈硬化等を解決するために登場した21世紀型医療技術として、遺伝子治療、抗体医薬品、再生医療などが挙げられます。
遺伝子治療分野では、例えば血管細胞に対する作用を視野に入れたHGF、VEGFなどの臨床応用が試みられています。抗体医薬品分野ではハーセプチン、リツキサンなどのように、ガン細胞に出ている分子を標的に攻撃する治療が行われています。再生医療分野では標的組織細胞を抗体などで濃縮して、移植する医療が試みらております。
いずれにしても、これら難治性疾患に対する今後の創薬ターゲットとして、治療対象の細胞外に出てくる膜蛋白質や分泌蛋白質及びそれに対する抗体は、重要な役割を担うことになると考えられます。
当社は下記事業分野をターゲットとし、分泌蛋白質、膜蛋白質を網羅的にスクリーニングし、それに対する抗体を数多く提供する事により、バイオ産業全体の活性化に貢献したいと考えています。また、この基幹技術を利用した研究開発につきましても、ご相談に応じて行っていきたいと考えております。
これまでのバイオ産業業界には上記の21世紀型医療を発展させるための研究用試薬類がまだ十分とはいえず、発展が望まれる分野です。当社は、モノクローナル抗体を中心として、これらの基礎研究用試薬を数多く提供することにより、バイオ産業全体の活性化にも貢献したいと考えております。
例えば、ガンの診断に関して、ガン種は大きく分けても数十種類も存在するのにも関わらず、これらを検出するための手段である「ガンマーカー」は現在30種類程度といわれています。これら約30種類のマーカーでは、ガンの早期診断、悪性度診断、再発予防などのニーズに応えることは不十分であり、新しい診断マーカーや技術開発が待ち望まれています。
当社はこれらの新規マーカー分子を、各種細胞に対する抗体を系統的に開発していくことによって、診断技術の充実化に貢献したいと考えております。
21世紀になって台頭してきた「抗体医薬品」は、ガン細胞などに特異的に発現する蛋白質などを、それに対するモノクローナル抗体を使って攻撃することにより、標的細胞特異的で副作用の少ない分子標的医療を可能にすると言われています。これらの医薬品がターゲットとしているのは、細胞外に提示される膜蛋白質および分泌蛋白質であると考えられますし、現在医薬品化されているものの全てはこれらを対象としております。当社は、この膜蛋白質及び分泌蛋白質を網羅的にスクリーニングして、モノクローナル抗体を作製する基幹技術を有しており、これらを用いて抗体医薬品となりえる有効なシーズを開発し、この分野に貢献したいと考えております。
